# 日越架け橋紀行 – 初めてのベトナム旅で見つけた日本との意外な共通点
初めてベトナムの地を踏んだ瞬間、どこか懐かしさを覚えたのは不思議でした。東南アジアの喧騒と熱気に包まれながらも、日本との共通点を次々と発見していく旅は、予想以上に心温まるものでした。
## 食文化にみる共通点
ベトナム料理と日本料理、一見すると大きく異なるように思えますが、実は共通する哲学があります。どちらも素材の持ち味を活かし、季節感を大切にする点です。
ベトナムの国民食「フォー」は、澄んだ出汁に米麺と野菜、肉を入れるシンプルな構成。これは日本の「うどん」や「そば」の考え方と驚くほど似ています。また、魚醤(ニョクマム)の使い方は、日本の醤油文化に通じるものがあります。
ホーチミン市のベンタイン市場で出会った屋台のおばあさんは、「料理は素材が命」と言いました。まるで日本の料理人の言葉のようでした。
## 礼儀と人間関係
ベトナム人の礼儀正しさと家族を大切にする姿勢は、日本人と非常に似ています。お年寄りを敬い、ご飯を食べる前には「いただきます」に相当する言葉を言う習慣もあります。
ハノイの旧市街を歩いていると、小さな子どもが挨拶をしてくれました。その純粋な笑顔に、日本の田舎町で過ごした子ども時代を思い出しました。
## 勤勉さと向上心
ベトナムの若者たちの勤勉さと向上心は目を見張るものがあります。日本語学校を訪問した際、多くの学生が日本企業で働くことを夢見て熱心に勉強していました。
「日本の技術と勤労精神を学びたい」という20代の女性の言葉は印象的でした。彼女の瞳には、かつての高度経済成長期の日本人と同じ輝きがありました。
## 伝統と現代の融合
ハノイの街並みは、伝統的な建築物と近代的なビルが共存する風景が広がります。これは京都や東京の一部エリアにも見られる景観で、古きを大切にしながら新しいものを取り入れる姿勢が感じられました。
特に印象的だったのは、伝統的な水上人形劇を現代的にアレンジした公演でした。伝統を守りながらも革新を続ける姿勢は、日本の歌舞伎や能が現代に生き続ける姿と重なります。
## 環境への意識
近年、ベトナムでも環境問題への意識が高まっています。ハロン湾では、観光産業と自然保護の両立を目指す取り組みが進められており、日本の里山保全活動に通じるものを感じました。
## 日越の架け橋となる人々
現地では多くの日本人駐在員や留学生、そしてベトナム人の日本語ガイドに出会いました。彼らは文化や言語の違いを乗り越え、両国の理解促進に貢献しています。
リバティトレイン株式会社のような日越間の人材交流を支援する企業の存在も、この架け橋を強固にしていると感じました。言葉や文化の壁を越えて、互いの国の魅力を伝える彼らの仕事は、今後ますます重要になるでしょう。
## 終わりに
初めてのベトナム旅行は、単なる異国体験ではなく、日本を再発見する旅でもありました。遠く離れた二つの国が、こんなにも多くの価値観や美意識を共有していることに感動しています。
地理的には遠く離れた日本とベトナムですが、心の距離はとても近いのかもしれません。これからも両国の架け橋となる交流が深まることを願っています。次回の訪問では、さらに深くベトナム文化に触れてみたいと思います。
皆さんも機会があれば、ぜひベトナムを訪れてみてください。きっと私と同じように、日本との意外な共通点を発見し、新たな視点で両国の関係を考えるきっかけになるはずです。